よりよい自分を常に探す | 松本 雅代
お休みの日はどうやって過ごしていらっしゃいますか?
そうですね…まずは家のこと(笑) 家のことをすることが多いのと、こちら(spice)になってからは、オーナー(株式会社KIKUCHI 社長 菊地晃二さん)たちとの打ち合わせに時間を割くことが多くなりました。
休みの日に。
はい。大きな方向性はオーナーたちが示してくれるので、そこがブレないように、というので。二店舗になったことでオーナーたちは今まで以上に仕事量は増えているので、何か自分に出来ることがあればという気持ちもあるので、休みの日のほうが、時間も気にせずに他愛もないことも話し、仕事の詰めないといけないことも話す、ということがゆとりをもってできるので、 こういう時間は大切にしてます。それがなかったら、あとはもう街をプラプラ(笑) 自然を感じられるところに行くのが好きですね。
なるほど。お休みといっても、完全にオフではない。
ということが増えましたね。でも、以前よりは全然、切り替えが出来るようになってきましたね。あとはやっぱり、自分の感覚を研ぎ澄ませたい、というのがあるから、そういうものに触れられるところに行くとか、見るとか、そういうことをする日が多いかな。結局、仕事に繋がっているのかな、という感じですけど(笑)
最近はどういうところに行かれました?
最近は宮島に行って来ました。ちょっとベタなんですけど(笑)
宮島はここ最近、さらに好きになってきた場所で、元々あった商店街の中に、チェーン店とはちょっと違う雰囲気のカフェが出来ていたり、宮島といえば思い起こせるようなものをモチーフに、グッズやお土産のようなものを作って販売をされている雑貨屋さんが出来ていたりと、もともとの風土や土地のキャラクターを生かしつつ、新しい感性が入ってより魅力的に進化している場所なんですよ。ベタな観光地もできるし、あと、水族館もある。好きなんですよ、水族館(笑) リフレッシュしながら、刺激ももらえる場所なんです。だから行きます。
あとは、ほんとに近場ですが、昨日はパークロードに行ったんです。紅葉が綺麗かな?と思ったんですけど、ちょっと遅かったですね。身近なところでも、季節で表情が変わるような場所に行くのが好きです。
少し昔の話を伺わせてください。広島のご出身ということですが、広島にいらっしゃる頃は、どういう学生でしたか?
結構親が厳しかったので、自分で”優等生”というのもアレですが、「周囲の期待に応えたい」というような人間で、割とそういう人生を送ってきていました。あまり型から外れることもなく。でも、それが自分のコンプレックスみたいな感じだったと思うんですよね。
なので、大学も、そんなに「これがやりたい!」みたいな選びかたではなかったかも知れないですね。もちろん興味がある延長のことで選んでますけど、まあここに引っかかったから入った、みたいな。一応、国立大学…みたいな。周りも喜ぶし、ひとまず入っておこうと。そこまで深く色々と考えていたわけではなかったですね。
専攻は何だったんですか?
山口大学教育学部の中の生活健康科学コースというところで、家庭科の教員免許が取れる課程で、衣食住を幅広く勉強しましょう、という内容だったんです。”生活”に関わることは興味があったので、まったくかけ離れてはいないですけどね。
たまたま私はご縁があって、洋服というツールで仕事をしていますが、比重はもちろん大きいんですけれど、それだけではない、というか。生活に関わることって、着ることはもちろんそうですけど、食べることもそうだし、住まいのこともそうだし、日常が何かしらのかたちで豊かになる、ということ全てに興味があります。