感じていることを掘り下げる | 佐藤 理絵

私は、今まで(「美人哲学」に)出ていた方みたいな感じではないですよ(笑) すごくフラフラとフラフラとしていって、今があるというような感じなので。

いいですよ、そのフラフラ具合を聞かせて頂ければ大丈夫です(笑) すごく基本的なところからお伺いします。お生まれは?

北九州です。

ずっと北九州にいらっしゃるんですか?

ずっと北九州です。

高校のときに野球部のマネージャーをしていらっしゃったと。

そうですそうです。すごく遡りましたね(笑)

だいぶ遡りました(笑) プロフィールを拝見していて、高校を卒業されてからの10年ぐらいが空白だったので、そこのお話をお聞きしてもいいですか?

全然ないんですよ情報が。ほとんど何もしてないから(笑)

卒業されて最初にされたことは何ですか?

ストリートダンスをしていて、それがしたかったので、仕事は選ばずに…工場みたいなところで働いていました。派遣で。

ストリートダンスを始められたのはいつですか?

高校三年生です。部活を辞めてすぐ。夏の大会が終わって、秋から始めました。

始められたきっかけは?

もともと、中学生の頃から表現するというか…「歌手になりたい」みたいな、ざっくりとした夢があって、それに近かった、というような感じですかね。

なるほど。表現したい、という欲求がもともとあって、それを満たすためのツールだったと。きっかけとなった出来事とか、憧れた人とかは?

うーん、いや…友人に誘われて。その前に、高校でダンスリーダーをしたり、普通の子よりもちょっと出来るというか。「芸能人になりたい」みたいなところがあったので、日々テレビを見て練習みたいなことは、中学のときにずっとしていたんですね。そういう経緯があったので、何もやっていないけどなんか出来る、みたいなところがあって。

で、友人が誘ってくれて。友人です、きっかけは。あ、でもそれで、自分のモチベーションがあがるポイントというのが”憧れ”みたいなものだと思うんですよね。何かに強烈に憧れることで自分のモチベーションがあがる、ということをダンスを通して体感したというか。

ダンスをやっていく中で、自分の中にそういう面があることに気付いたと。

そうです。「この人かっこいい!」という人に出会えたので「こういう風になりたい」と思って頑張れたんだと。そうそう、頑張れるきっかけはいつも、憧れの対象があるかどうか?です。今ないんですよ。

今ないんですか(笑)

困ったもんで(笑) 目指す人が居なくて。でも、(ストリートダンスをしていた頃は)若かったので、目指す人があったんだと思います。

それは身近な人ですか?

ストリートダンスの先生です。すごく有名な先生…ダンサーですね。

今もダンスは続けていらっしゃるんですか?

今は特に。23歳ぐらいまではレッスンに通っていて、26~27歳ぐらいまでは、仲間内で踊っていました。

どういうところで踊られるんですか?

クラブとか、発表会とか、コンテストなどです。

ちなみに今はお幾つですか?

29歳です。2月に30歳になります。…30歳の方がやってきたであろう10年間みたいなものが、全然ないんです私。本当にフラフラ生きているので(笑)