子供たちに伝える | DJ CAN
月に何本ぐらいのイベントに出ていらっしゃるんですか?
その月にもよるんですけど、8月~9月は土曜日も全部埋まってしまっていて、木曜日は毎週、金曜日は月に一回入るか入らないか・・・というぐらいなので、月に10本行くか行かないかぐらいですね。
10本はすごいですね。
そうですね…割といっぱいいっぱいです(笑) やっぱり範囲が広いので、8月に至っては島根県~山口県~広島県をずっと行ったりきたりという状態なので。もう、体力との勝負みたいな感じですね。
今は周南にいらっしゃいますけど、ご出身は大阪なんですね。
そうです。中学を卒業するまでは大阪に居ました。中学を卒業して、親が島根に家を建てたんですね。そこから、広島と島根を行ったり来たりして。それから仕事の転勤で、4年前ぐらいに周南に越してきました。
そうなんですね。プロフィールを拝見すると、DJを始められたのが3年くらい前のようですが、山口に越して来てからDJを始められたんですか?
そうですね。始めたのは…25歳の誕生日に旅行に行っていたんですけど、良い意味でも悪い意味でも、自己破壊というか「このままでいいのかな?」と自問自答していて、答えが出なかったんですね。じゃあ、何か自分らしいこと、形に残せることを始めようと思って。子供も5歳になって、だいぶ手が掛からなくなっていたし。じゃあそのときに何が出来るかな?と考えたときに、クラブで遊ぶことが唯一の楽しみだったので、じゃあ何かそれに関わることをしよう、というので始めたのがDJなんです。
なるほど。それまでもクラブへ遊びに行っていたんですね。
そうですね。ずっと遊びに行く側で。周りにそういう環境があったので、割と始めやすかったのもあるし、始めるにあたって相談できる人にも恵まれていたし、というので始めました。
最初は何から始めたんですか?
そうですね。まずはネットで調べて、必要機材を書き出して、それを揃えることから始めました。その後は、もうやるだけで。オファーとかは、ずっと遊び回っていたので、DJを始めたら自然と誘ってもらえるようになっていました。遊んでいたから上手くいった、という部分があります。
それでレギュラーイベントが増えていったんですね。
そうです。
機材はどんなものを使っているんですか?
機材が届くまで時間が掛かったので、最初は弟のCDJを譲り受けて、CDから始めました。それからアナログとパソコンをちょっとずつ…という感じだったんですけど、最終的にはパソコンに移って。
ジャンルはどんなものですか?
基本はヒップホップのメインストリームです。最近は結構ジャンルレスですね…今はクラブ自体が割と幅広いので、流行っているものを掛ける、という感じですかね。
自分の好きな曲というよりは、望まれた曲を掛けるんですか。
そうですね。イベントにもよるんですけど、自分の好きなところに行きすぎちゃうと、ちょっとコア過ぎるかな…という感じなので。今は洋楽もCMソングになったりして、一般の人が耳にする機会も多いので、そういう曲を一番良い時間に掛けたりとか。そうなると、ちょっとヒップホップとはかけ離れてしまうことが多いですね。