人との繋がり、支え合い | 森田 晶子
商業高校を選択されたときも、お店を出すことを意識していらっしゃったんですか?
いや、商業高校に行ったのは偶然で(笑) ピアノも13年やっていたので、本当はピアノの先生になりたかったんですけど、母親が亡くなった後で、父親が「大学には行かせない」と言い出したので、高校卒業して働くことを前提にしたら、商業高校に行ったほうがいいと思ったので、その流れで行ったんですけど(笑)
でも、学校自体がゆるかったので、バイトも出来たし、良い経験にはなったかなと。高校に通いながらバイトをして、小倉に遊びに行って古着屋さんを見たりしていました。
そういえば一時期、ブームじゃないですけど…古着が熱い時期がありましたよね。
うんうん。70年代流行りましたね。その時期ですねきっと(笑)
そういう時代の洗礼のようなものを受けたんですね(笑) 古着とバー…バーには何かこだわりがあるんですか?
…お酒が好き(笑)
(笑)
今でも、お店がもうちょっと広くて、水道のある場所に移ることができたら、お昼からコーヒー飲んでまったりと過ごせる雑貨屋さんをやりたい。今はこの規模しか無理だから、この規模でとりあえず始めたけど、最終的にはもうちょっとゆったりした、日常ガヤガヤとしてる場所ではないところで、ゆったりみんなと過ごせる空間が欲しいと思いますね。
ガヤガヤしたところより、静かなところのほうが理想的なんですか?
理想的ですね、うん。せっかくみんなの手作りのものが集まった空間なので、静かな場所でまったり見られるほうが、ゆとりがあるんじゃないかなって。ここだと時間もせわしく気にして、ゆったりすることが難しい場所にお店を出してしまったので(笑)
もうちょっとゆったりしたいですね。(現在の店舗は下関市唐戸地区の大通り沿いにある。唐戸市場や海響館から徒歩圏内という好立地。)
ここに決めたのは、何か決め手があったんですか?
うーん、見た瞬間になぜか「ここだ!」と思ったんです。一件目で「あ、ここ」と、なぜかすぐに思ってしまって。大きいことを始めるときって、瞬時に思うんですよ。人もそうなんですけど、変な話…主人と出会って結婚するまで6年あるんですけど、全然タイプでもないのに、初めてあったときに「私はあの人と結婚すると思う」って言ったんですよ。でも全然タイプじゃないし、と思ってずっと付き合っていなかったんですけど、やっぱり結婚したんです。
そういう直感みたいなものが。
なんかパッと、来るときがありますね。だから逆に、移転したいなと思っても、ピンとくる場所が思い浮かばなかったら動けないですね、怖くて。占い師さんが言うには、そういう素質があるらしくて(笑)
雑貨と占いの店(笑)
怖いから、そんな商売はしたくない(笑) のらりくらりと楽しく雑貨屋をやっているのが一番です(笑)