経験は財産 | 成田 優子
個人事業というのは、今まで30数年間生きてきて、初めての取り組みですよね。
そうなんです。楽しみ。
新しいことを始めるのは、楽しみですか?
そうですね。なんか「エネルギーが要るよ」とか言われましたけど、何も考えずに…自分の家にYOSAの椅子が来ると思うと…サロンへ行かなくていいんですよ。自宅で毎日テレビを見ながら…いいですよね(笑) ビジネスをしなかったら、セレブな生活ですよ、これ。
マイエステが自宅にある。
そうです。その感動だけですね(笑) 楽しみです。
うまくいかなかったら…といった不安はありませんか?
ないです。
それは素晴らしい(笑)
すみません、前向きなのが取り柄なので(笑)
前向きな性格は、子供の頃からですか?
子供の頃から…いや、そんなことないんですよ。小学校の頃から水泳をやっていたんです。小学校1年から習い始めて、3年生で選手になって、中学校と高校は部活で。
小学校から高校まで、ずっと水泳をやっていらっしゃった。
そうです。
水泳をやっていらっしゃったことと、前向きな性格とは、どう繋がるんでしょう?
あ、そうですよね。なんだろう…引っ込み思案だったんですけど、親が「これはいけない」と思ったのか、小学校のときにボランティアでバングラデシュとか、子供だけで韓国ツアーとか、JRで行くディズニーランドへの一人旅とか…そういうのにすごく行かされましたね。
行かされたんですか。
ええ。みんなで行く…と思ったら私だけ、みたいな感じだったんですよ(笑) 「もう、この親最低!」と思って(笑) でも、そこで協調性だったり、色々な人とのコミュニケーション方法とか…そのときは「コミュニケーション」とか分からないですけど、今になってみれば、ああいう経験が今の私の財産になってるな、って。水泳も、選手になることで色々なところに行くじゃないですか。そういうのも親無しで、仲間と。
それまでは引っ込み思案だったところに、ご両親がそういう…
なんかもう、とんでもない育て方を(笑)
ちょっとしたスパルタ教育ですよね(笑)
そうですね。でも、それがあって、自分の子にも同じようにしています。東京にも友達同士で行かせたり。彼がサッカーをしているので、日本代表の試合を見に日産スタジアムまで…本物を見せるのも子育てだと思っているので…行かせましたね。
経験は財産なんだ、というのは親から教わった感じですね。自立が出来ますよね。自分のことは自分で決めて。小学校低学年でも、遠足の用意なんかは一切手伝わないです。
お子さんを、一個人として見ているようですね。
あ、そうです。悔いのないように生きようね、みたいな(笑) 人のために役立つことを、頑張れるようになってほしいなと思いますね。まだ小学生だから、違う方向に行くかもしれませんけど。
普通の家庭は…普通というのが何なのか分かりませんが、親離れしてからその子の人生が始まる…みたいなところがあるんじゃないかと思うんですけど、成田家のお子さんはもう、彼・彼女の人生が始まっているわけですね。
そうですね。で…その水泳仲間と、一年に一回ぐらい同窓会みたいに会って、その中にたまたまマジシャンが居て、イリュージョンのアシスタントを何回かやらせて頂きました。600人ぐらいの皆さんの前でステージに立つようなことなんて、それまでしたことがなかったので、もうド緊張でしたね。
ド緊張。そういうのも、そういう巡り会わせがあって、それにぽっと乗っかる感じなんですね。
そうですね。色々なお友達が居ます。