それでも、私はそうやっていきます | Kinuyo

音楽一本になってからは、どのくらいですか?

えーと…3年ですね。

この3年間を振り返ってみて、いかがですか?

活動を始めたころは「メジャーデビューをして第一線で活躍する人になる」っていう夢があったんですけど、なかなかそんな大きなところまでは達成できてなくて。でも、昔はそういう夢があったけれど、今はメジャーデビューはどうでもいいんですよ、自分の中では。「沢山のファンの方が居てくれる状況と、そのファンの皆さんに囲まれて大きなところでライブをする」という夢と「自分の歌がオリコンで一位になる」っていう二つの夢に変わりました。

「オリコンで一位になる」というのは、自分の歌を「いい!」って言ってくれる人が沢山居て、なおかつ自分のファンになってくれる人も多くなるから、一位になれるわけじゃないですか。だから結局「沢山のファンに囲まれて大きなところでライブをする」っていうところに繋がるんですけど。

トップになることよりは、沢山の人にファンになってもらうことのほうが重要なんですね。

そうです。音楽活動を始めたばかりの頃は、トップになることを夢見ていたけど、今は、たくさんの方にKinuyoを応援してほしい!ファンになってほしいって思います。最初は全然ファンの方が居なくて、応援してくれる人は居てもその場かぎり。「頑張って!応援するよ!」と言ってくれるけれど、次からはもう会えないっていう人が多くて。

それが、活動を続けていくうちにリピーターやファンが増えていって…。今では福岡だけじゃなく県外の人や海外の方も応援してくれるようになって…。ブログのコメントとかも増えてきて…という状況になって、自分もファンのみんなをちゃんと覚えたいって思ったんです。ファンの人たちを自分もちゃんと把握したいって。

応援してくれているけれど、自分はその人のことが分からないっていう状況が結構あって。県外だと尚更あったんですよ。東京とか関東のほうとかですね、北海道や東北の方々、それから関西のほう、大阪とか奈良とか京都とか、九州でも佐賀、長崎とか宮崎とか鹿児島、もちろん山口の人も広島の人も岡山の人も…って全国各地に居るんですけど。

例えば、福岡だけにファンの人が集中していたら、そこでライブができるじゃないですか。でも、私の場合は県外の人も多かったので、どこに自分のファンの人が居てくれて、どんな人が応援してくれてるのか。その人のことを覚えたいっていうのもあるし。東京とか大阪…特に大阪のファンの人たちが凄く多くて、そのときは「多いな」っていうのは頭にあったんですけど、実際に何人居るかは分からなかったから。「そこに行ってライブがしたい」っていうのがあったんですよね、たくさんの人に来てもらえればライブが出来るじゃないですか。

山口、福岡はもちろん、大阪とかでもライブをしたいというのがあったので、でも今のままだとその応援してくれる人たちに知らせる方法がないし、自分も応援してくれる人がどのくらいいるのかとかわからなかったし、応援してくれる「人」をちゃんと把握しようって思って、今年になってファンクラブを作ることにしたんですよ。

それで、ファンクラブ会員を募ったら、山口、福岡はもちろん、活動圏外では、やっぱり大阪の人が多くて、とはいっても結構ほんとに散らばっていてですね。だから来年は、山口、福岡はもちろん、関東首都圏や大阪、広島や鹿児島とか、全国各地でライブがしたい、というのが目標ですね。ファンのみんなにわたしが「会いに行く」っいう…。