寝ている間に生まれ変わる | 会田 玲奈
割と一貫して、強い自己主張がないような印象ですね。
そうかも知れないですね。そう言われてみると。
そんな中でも、こういうときは強く主張してしまう、というような場面はありますか?
えー、なんだろう…何か物事を決めるときに「それはちょっと違うんじゃない?」と思ったら、納得するまでは折れないですね。会社の仕事の方針もそうだし、イベントを開催するときなどに「こういう風にしていこう」と提示されたことに納得できなかったら、「ちょっとそれはおかしいんじゃない?この辺が納得いかないけど。」と、食い下がると思います。
それは、ご自身の腑に落ちるまで追究するということですか?
そうですね。逆に、腑に落ちれば「ああ、いいんじゃない。」と、簡単に言ってしまうんですけど(笑) それまでは反対だったとしても「確かにそうかもね」と、コロッと意見をかえます(笑) 腑に落ちないとしつこいと思います。
自分の主張が通るかどうかではなく、納得いくかどうか。
ですね。絶対に自分が正しいとは限りませんから。自分が納得できるかどうかですね、やっぱり。
そのあたりは、楽しめるかどうか?というのとニュアンスは近いのかも知れませんね。
ああ、そうかも知れないですね。同じかも。
これまでの話とリンクするところもあると思いますが、美しさや健やかさを保つために、気をつけていることはありますか?
まず、寝ることって結構大事だと思っているんです。なので、睡眠時間をたっぷり取ること。寝不足の日は、ちょっとしたことでイライラするし、余裕がなくなったりするので。あと、美容の面でも、寝るって大切だと思うんですよね。寝ることから始まるかなと。よく、「眠る=再生工場」という話をするんですけど、寝ている間にいろいろと生まれ変わるじゃないですか。だから、寝なきゃ美や若さは保てないと思っていますし、健康も。あとは、肌ケアではやり過ぎないことを心掛けています。本当に基本的なことしかしない。「これは自分に合うな」と思ったら、それをずっと続けるタイプなので。そのぐらいかな。
一度決めた習慣を崩さない、ということにはこだわりがありそうですね。
ありますね。逆に、その習慣を崩すと、いろいろ崩れてくるので(笑) 状況に応じて、工夫したりはするんですけどね。あとは、美容的な面になってしまうんですけど、顔色が悪いとか目の下のクマが気になるな…というときは、蒸気マスクや蒸しタオルを使って、リラックスしてみたりとか、そういうのはやりますね。特に冬場は、すぐ顔色が悪くなるんです。もう寒いとダメなんですよ。南国育ちというのもあると思うんですけど(笑) 顔色というか、気分とかだったりするほうが大きいんですけどね。あとは、アロマ系も結構好きで、家では好きな香りを使ってリラックスしたりもします。健康面や精神面で、と言われると、それぐらいしかないかな。まあ、運動もそうかもしれませんね。日頃から動いてないと、体力が持ちませんからね。でもまあ、基本はやっぱり寝ることです。それに尽きます(笑)
「寝ること」で締めると、記事としては面白いですけど、大丈夫でしょうか?(笑)
私は別に構いませんよ(笑) 格好良いものにしたいとは思ってないですし。
顔色やクマが気になるときも、塗ってごまかしたりはしないんですね。
しないですね。基本どすっぴんなんで。外に出るときに、かろうじて日焼け止めを塗るぐらいで、室内に居るときはほとんど何もしていませんね。逆に、ごまかそうとすると、そっちにエネルギーを尽くしてしまって、より悪化してしまいますからね。だから、ニキビが出来たときも「ニキビ出来ちゃった~。見て見て。」とか言ってます。隠しませんね、全然。どちらかというと”格好良く”よりも”より面白く”のほうが好きなので、性格的に。なので、つい我慢出来なくて言っちゃうんですよね。
それはどこから来るんでしょうね(笑)
どこから来るんでしょうね?両親から来ているのかな…海外育ち、というのはあるかも知れないですね。6歳までアメリカに居て、向こうの学校に通っていたので、逆に日本語が話せなかったんですよ。日本語ですごく苦労したんですけど、それが今喋る仕事をしているんだからすごいですよね(笑) なにを誤って(笑)
そっちの話を膨らましたほうが良かったですね(笑)
まあ、何か努力をしたかというと、何もしてないですけどね(笑)
[写真・文/OURSELVES 取材協力/FM AQUA]