寝ている間に生まれ変わる | 会田 玲奈

玲奈さんは、鹿児島高専の情報工学科に通っていらっしゃったんですよね。

そうです、情報工学科。コンピュータのハード/ソフトの勉強をしていました。

ハードもですか?

はい、両方勉強しました。ハード・ソフトウェアに精通したシステムエンジニアを目指す学科でしたので。プログラミングや回路実験など、そういう実習というのはたくさんしましたね。各電子部品がどんな特性を持っているか?とか、実際に回路を自分で組み立てたりとか。私は分からなかったので、友達のをチラチラ見ながらやってましたけど(笑)

もともと、そういうものに興味があったんですか?

いやー、ないですね。高専を選んだのは、まず進学校じゃないというのと、土・日・長期休暇が完全に休みというのに惹かれたんです。姉が進学校に通っていて、すごく大変そうだったんですよ。朝は早いし、帰りは遅いし、いつも模試とかなんとかで週末も休みがなくて…というのを見ていて、進学校には行きたくなかったんですよ。高専は、勉強は大変だけど、しっかり休みがある。勉強が大変でも、そのぐらい休みがあったほうがいいな、という…とっても不純な動機なんですけど(笑)

きっちり休みがあるから…って、公務員志望の人みたいですね(笑)

まあでも、そのなかで情報工学科を選んだのは、パソコンを割と好きでやっていたというのがあるんですけどね。

なるほど、パソコンは高校入学以前から触っていらっしゃったんですね。

ええ。うちの父親が研究者で、昔からMacを使っていたんです。だから、私も小さい頃からMacを使っていろいろ遊んでいました。

高校のときは、学校の勉強以外に何かやっていらっしゃいましたか?

部活はいろいろと掛け持ちしていました。美術部と、ピアノ同好会に、軽音楽部。ブラスバンド部も一時期入っていましたし、あとはオリジンというボランティアサークルもやっていたし…そのくらいかな。美術部は部長をやっていました。全然芸術性はないんですけど、友達にはめられて(笑) 部員数が来年足りなくなるから、幽霊部員でもいいのでサインをしてくれ、と言われたので「ああ、いいよ」とサインしたら、翌年度いつの間にか部長に(笑) 「えっ、いいの?」みたいな感じでした。

幽霊部長ですか(笑)

あ、でもちゃんと活動はしましたよ。桜島を描きにスケッチツアーを企画したり、油絵教室を開いたりとか、陶芸教室もやったし、あとは七宝焼教室とか…いろいろやりました。全然、へたくそなんですけどね。部長がこんなんでいいのか?というぐらいに(笑)

軽音楽部では、どんなパートをやっていらっしゃったんですか?

ドラムがほとんどですね。ドラムかキーボードです。

ドラムは以前からやっていらっしゃったんですか?

いやいや。部活に入ってから始めました。ドラムをやりたがる人が誰もいなくて、「それならやるよ」という感じで。誰かがやらないと成り立たないし、女性ドラマーって珍しいから格好いいじゃんっていう、すごく不純な動機なんですけど(笑)

割と軽いノリで始めるんですね(笑)

そうですね(笑) 割となんでもそうです。その分、人よりいろいろ楽しんでいると思いますけどね。やんちゃもいろいろやりましたし。学校で怒られるようなことはしないんですけど、学校の外に一歩出ると、まあいろいろとやんちゃをしましたよ(笑)

それは掲載できそうな内容ですか?

うーん、できないかなあ(笑) 周りにやんちゃな人が多かったので。母が大変だったと思います。「またこんなに服を汚して帰ってきて!」みたいな。

それは幾つぐらいの頃の話ですか?

中学ぐらいまでは、割とそんな感じでしたね。山登りをするんだけど、使うのは獣道…とか。川に遊びに行って、服のまま泳いで帰って…とか。いろいろしましたよ。

健全なやんちゃですね(笑)

うん(笑)